乳歯歯列期

乳歯歯列期について

この期の矯正治療の対象となる不正としては、反対咬合、交差(交叉)咬合、開咬(習癖に原因する)が主なものとなり、予防矯正の範疇に入れられるものであります。

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反対咬合(受け口)

いわゆる前歯部反対咬合と骨格性下顎前突との鑑別診断の必要があります。上下顎関係の異常がある患者さんは、長期にわたり管理する必要が多いので、診断も正確でなければなりません。



通常矯正専門医に適切なアドバイスを受けることが望ましいです。
このような患者さんでは頭部X線規格写真による分析で検討することがすすめられますが、そのようなソフトを活用できない場合は、患者さんを直接よく診察することが必要となります。セファ口分析の有無にかかわらず、単に「受け口」(患者さんサイドでいう表現であって学術的用語ではない)が骨格性のものか否かについての鑑別診断が必要であり、その診断に基づいて治療方針・内容を検討することになります。実際の矯正治療はたとえばチン・キャップかアクチバートルなどの装置を使用することになります。

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交差咬合

乳歯列交差咬合は、早期に治療されることが望ましいようです。交差咬合は解剖学的関係より、舌側交差咬合、頬側交差咬合、完全舌側交差咬合の三つに分類されます。他方、それらの交差咬合は機能的なものか遺伝的なものかに区別されます。なお、分類上正確には混合歯列期に入りますが、第一大臼歯の交差咬合も早期に改善することが良いと言われています。

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開咬(乳歯列ではありませんが参考までに)

この期の矯正治療の対象となる不正としては、反対咬合、交差(交叉)咬合、開咬(習癖に原因する)が主なものとなり、予防矯正の範疇に入れられるものであります。

早期に治療するのが望ましいものの一つです。原因が習癖によるものは、まずその習癖を除去する。習癖が持続されると、別の異常が生じたりすることもあるので、開咬状態は通常の被蓋関係に改善することがよいようです。
その他、乳歯列期の不正として、開咬状態にまではなっていないが、拇指吸引癖による上顎中切歯の唇側傾斜・転位がみられる患者においては、習癖を除去してやれば積極的な口腔内の装置は必要ないという説もあります。

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