開咬

開咬(オープンバイト)について

噛み合わせた際に上下の前歯がかみ合っていない状態を言います。主たる原因は骨格的な問題で開咬になっている比較的重傷なものから、舌の行動系の異常である舌前突癖、おや指しゃぶり等と多岐にわたります。特に反対咬合でかつ開咬状態の症例は矯正治療上一番治療が難しく、安定させるのが非常に難しいと言われております。

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症例1

6才女児の症例です。親指しゃぶりによる典型的な前歯部開咬症。奥歯しか噛んでいないために噛む能率は相当低くなり、さらに発語も不明瞭となります。このような場合、必然的に舌を前方に出して嚥下しますので、余計に開咬状態を助長することとなり自然治癒することはほとんどありません。舌や口腔周囲筋を含めたバランスを取り開咬状態を壊死しておく必要があります。この状態は一時的な状態ですが、放置すると骨格性の開咬に容易に移行するために、治療が困難を極め、成長状態によっては将来外科的な治療も視野に入れる必要があるかもしれません

症例2

7才男児です。この症例も典型的な開咬症例で、乳歯の生え替わり期で審美的にも問題があります。特に空気が抜けるために発音障害を起こして学業にも直接影響が出てきていました


約2年経過後の写真です。審美的にも機能的にも回復し、発音障害も自然と改善してきました。


さらに永久歯完成までメンテナンスをした状態です。


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症例3

6才男児です。骨格性反対咬合に開咬を併発した症例、矯正治療の中ではもっとも治しにくい症例の一つです。ただし、この年齢からですと種々な治療法を選択することができるために、この状態を5年間も10年間も放置した症例にくらべ十分な治療成績を残すことができる場合が多いようです。このような重篤な症例の場合は、なるべく早く受診して頂くことをお勧めいたします


3年後の第一段階治療後の状態です。早期に治療を開始したことによりかなり改善してきました。しかしながらこの後観察していき、また開咬の兆候が見られた場合には、再治療の必要性があります。


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