小児矯正のメリット・デメリット

小児矯正について

小児矯正とは主として乳歯列期に行う予防矯正治療の一環として行われる治療のことを言います。この時期に適切な処置を行うことにより、不正咬合や虫歯の発生を抑制するのが目的となります。一般的に矯正治療は就学時以上が対象となりますが、乳歯列でも特に重篤な症例に対しては徐々に治療を開始する必要がある場合があります。下の写真の5才の女児のような強い開咬症例などは、あまり放置することは好ましくありません。

しかしそれ以外のお子さんに関しては、十分に観察しそのお子さんの発育状態を見極めた上で、就学時以降に第1期矯正治療を開始するのが順当といえます。乳歯列のうちから本格的にブラケットの装着やワイヤーによる矯正はあまりお勧めできません。

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小児矯正のメリット

1、不正咬合を早期に発見できるために、矯正専門医としての技量を十二分に発揮でき、ひいては術後の予後がより安定する傾向にあります。

2、早期に不正咬合を発見し、すぐに矯正治療に移行できない場合でも定期的に観察により、症状の急激な悪化あるいは適切な時期に矯正に移行できるため良好な治療結果と治療期間の短縮に寄与できます。

3、虫歯や歯肉炎を含めた、口腔内の総括的な管理ができます。(虫歯や歯肉炎の実際の治療は提携している歯科医師と連携して拝見させて頂いております)

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小児矯正のデメリット

1、若年者から治療を開始すると永久歯が生え替わるまで来院されるとしたとき、比較的治療が長期にわたること(歯の生え替わりの観察期間中は3から6ヶ月ごとの来院となりますが)がございます。

2、上記と関連して本格的な矯正治療に移行する際に、治療が長くなるため患者さん自身が治療を拒否する場合があります

以上の点を踏まえて、当院では通常の不正咬合の場合は、女児で6才から8才、男児では7才から9才の間に何か不安なことがあれば受診して頂くよう指導しております。受診し診断検査の結果によってはすぐに加療する場合としばらく歯の生え替わりを観察してから開始する場合等、症例によりまちまちとなります。お子さんの発育状態、歯の生え替わりの状態、遺伝的背景、各種癖の有無(たとえば指しゃぶり等)もちろん不正咬合の種類によって個人差があります。

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院長からの助言

お子さんの噛み合わせ、歯並びがおかしいと思ったら早めに相談してください。来院されても結構ですし、メールでも結構です。また写メールで相談して頂けると文章だけの相談よりも数段、詳細がわかりますので私としてもお答えしやすくなります。

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